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何度となく転倒したが、プロテクターと手袋のおかげで、
かすり傷一つ負うことはなかった。

2018年5月22日(水)

卒業検定
午前中だけ休みをもらった。
朝4時頃目が覚めて、6時半までうつらうつら。
夢と現実のはざまでクランクの通過イメージを思い浮かべたりしていた。
卒検の朝は皆さん目覚めが早いようだ。
9時15分までに学校に行く。
9時30分から検定の説明。
教室には自分の他に二人。
話から推察するに、一人はコース内の修了検定(仮免)、
一人は路上を含む卒業検定のようだ。
二輪は自分だけ。
説明は「検定の中止」など普通ありえないことの説明や、
四輪は脱輪したらすぐ止まりコースに復帰出来たら続行可能とか、
はっきりは言わないが、二輪の不合格要素はあまりにも多い。
一通り説明が終わってから、検定コースの発表。
ハードクリアファイルに入ったコースを、渡された小さいコース見取り図に書き写す。
予想通り見極め課題コースと同じだった。
暗記するまでもなくすでに頭に入っている。
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説明は10時過ぎに終わり、10時30分からの検定をひたすら待つ。
肘と膝のプロテクターはすでに付けていたが、胸部を忘れていた。
あわてて二輪控室に取りに行く。
教習車両(二輪)はすでにエンジンがかけられ暖機されていた。
そのアイドリング音がプレッシャーとまではいかないが、
なんかせかせられるようで、イヤな音に感じる。

10時30分ちょうどに呼ばれ、バイクの所に行く。
検定員は教習では会わなかった教官。
入学式の説明で「バイクも兼ねてます」という言葉を思い出した。

検定コースの説明や、乗るまで、乗ってからの動作は検定するが、
スタートから100mは採点に含まない、などの説明。

検定開始。
サイドスタンドを払ってまたがり、キーを回してエンジンをかけた。

かけてしまった。

ミラーを合わせていなかった。

ギアをローに入れる前に、わざとらしくミラーを合わせる。
緊張はしている、当たり前だ。
それを振り払うように、今日もいつもの教習のように、
当たり前のように発進。
外周から最初の関門クランク。
いけた。
その後のS字を通過して、坂坂道発進クリア。
それから信号のある交差点を通り、踏切・見通しのきかない交差点
からスラローム、一本橋。
スラロームはギクシャクした。その後の一本橋。
なぜか、今までにないほどの猛スピードで駆け抜ける。
橋を降りた時にはブレーキをかける程のスピードだった。

この後一速から二速にして外周に行くのだが、
周ろうと傾けたあたりでエンスト、転倒。
周回道路の真ん中あたりで転倒し、頭が真っ白に。
引き起こしてエンジンかけて、スタート地点に帰ろうとしたが、
またしてもエンスト、転倒。
引き起こしてまたがると、
「サードに入ってますよ」 という。
いつの間にサードに入ったのだろう、
入れたつもりはないが、入っていたものはしょうがない。

いつも一本橋から周回に行く時は、
ギアをローからセカンドにして右折する。
は何十回も通っている。
今までギアが三速に入ってエンストなどは一度もない。
注意すべき個所ではなかった。

ま、原因は一本橋のありえないような加速だったのだろう。
ブレーキの後、パニくって二度シフトアップして三速に入ったのだろうか。
そうとしか考えられない。
しかしまぁ、いずれにせよ検定不合格。
検定中止だからスタート地点に帰ろうとしたら、
教官に続けて最後の急制動をやるように言われる。
「不合格確定なのになんで今さら急制動だよ、オレは帰る。」
と思ったが、今で終わりではない、次がある、卒業するには。
ここで心象を悪くしても何の徳にもならない。
と思い従う。
そして本来交差点を通って急制動に行くのだが、
ふてくされているのか、パニくっているのか、
外周からショートカットして急制動スタート地点に行く。
後はどうでもいい、思い出したくもない。

スタート地点に戻り総評を一応聞く。
・一本橋が早かった。(わかってます)
・急制動はよかったです。(どうでもいいです)
・その他細かいところ…(もう聞いていない)


合否発表を待てというので、待合室で待つが、
不合格確定なので、次の検定日の予約をすべく
受付に行く。
「検定の予約したいんですが」
「まだ結果分かりませんよね」
「コケたんで」
「あぁ、そうですか」

流れがあるのでなるべく早い時期に、といわれるが、
今日は平日だが、これからしばらくは平日は無理なので、
どこかの土曜日を相談する。
そしてまだ公表されていない6月の予定表を持ってきて、
今週及び次週6月初めの土曜日は検定なしということで、
二週間後の土曜日を希望したが、二輪の検定はできないとのこと。
四輪が優先されて二輪には手が回らないのだろうか。
教官に確認しているのか、やや時間があり、
その次の週、三週間後の土曜日に検定、その前の日に補習。
ということになった。
処理済~6月 (3)-2
三日後とか一週間後ではなくまだまだ先ということで、
プレッシャーからは解放される気がした。
日にちは空くが、一度自転車に乗ることを覚えたら、
一年後でも乗れる。体が覚えている。
それを信じた。
また、一本橋落ちたとか、パイロン引っかけた、とかでない分
次に希望を持つことができた。

分かり切っている発表まで桃ジュースを飲みながら待つ。
別室に呼ばれ、もちろん自分はダメ。
若者二人は受かった。 笑顔。
彼らには明るいカーライフが待っている。
車を手にしたら、若いから多少ヤンチャもするだろう。
無理な追い越しでもするがいい。
オジサンになったらもうできない。
ん?今自分のやっていることは「無理な追い越し」みたいなものか?
追い越し時の注意点は「途中であきらめず、最後までやり切る」だったかな。